ジャワカレー

日曜日の昼下がりにフジテレビでやってるザ・ノンフィクションって番組が大好きです。
好きな理由は「俺よりヤバイ状況の人間が世の中にいるんだ!」と前向きで後ろ向きな気持ちになれるからです。
2週間くらい前に放送したザ・ノンフィクションはそんなザ・ノンフィクションの中でも相当にヤバイ家族の特集でした。
題名は漂流家族みたいなので、パターンとしてはダメオヤジとその家族の奮闘記!といった感じなんですが、
ここのオヤジと母親がちょっとシャレにならないくらいダメで度肝を抜かれました。
借金背負って北海道に渡ってそこでも借金つくってまた逃げて。
そのくせタバコはパカパカ吸いまくりで家族全員貧乏太り。
ちょっと金が入ったら家族全員でスタミナ太郎で肉食ってその後家族カラオケ、当然借金は一銭も返さず。
さらにはオヤジはせっかく見つけた現場の仕事を「俺にもプライドがある」とか言って辞めちゃって、
娘は高校を退学させられて働かされるという鬼畜っぷり。
クライマックスは北海道で作った借金約2000万の保証人になった桜庭さんが逃げた先へ来るところ。
この桜庭さんっていうのが、ザ・保証人って感じの人の良さそうなおじさんで。
何の関係もない俺ですらちょっとイライラしちゃうくらいの漂流家族の不遜な態度にも決してキレず、
最終的には「あんたに改心して欲しいからこうするんだぞ!受け取れ!」
と言ってゲンコツを一発オヤジの頭に落としただけで引き揚げていくといういい人加減。
2000万の借金の保証人にされて、逃げられて、半年支払い滞って、実際肩代わりさせられてて、あれだけ不遜な態度されて、
愛のあるゲンコツ一発で済ませちゃうって。仏か桜庭。俺にも金貸してくれ。
白髪交じりの角刈りの大の大人がゲンコツパコっと受けてる姿は非常に笑えました。
結局借金は一銭も返さないまま、桜庭さんが全被りで、当然漂流家族は家を失うわけですが、
番組のつくりは「家無くなってかわいそうだね!漂流家族かわいそうだね!」という感じ。
いやいやいや!いや!いやいやいや!かわいそうなの桜庭さんだろ!
百歩譲って漂流家族の子供達はかわいそうかもしれないけど、オヤジと母親は完全に自業自得でしたよ。
番組のエンディングでは中島みゆきの重き荷を負いてをBGMに母親失踪の事実が告げられて終了。
いやーいいもん見たなーと思いました。皆さんも是非、ザ・ノンフィクション見てみて下さい。勇気が出ます。


とはいえ、このままじゃ俺も漂流家族になってしまうぞ、いや、俺の場合家族が持てないので漂流家族より悲惨なことになってしまうぞ、
と流石に危機感を覚えましたので、ちょっくら勉強でもしてやろうか、という気になりまして、
試験勉強をする事にしました。大学院入試があるのです、2ヵ月後くらいに。
とりあえず英語でも軽くひねってやるかー、俺はやればできるぞー、おいー、舐めるなよー。
と思いながら、実に5年ぶりに英語の勉強を始めたのですが、開始30分で脳の奥の方がかゆくなってきました。
浦安鉄筋家族小鉄は、算数の問題を解こうとすると脳がかゆくなるらしいのですが、
俺の脳はいつの間にか、大沢木小鉄と同じレベルまでさび付いていたのです。
これには非常に困りました。何しろ英文を読むとたちまち脳がかゆくなるのです。
脳につける液体ムヒみたいなのはないものかと、池田模範堂のホームページを見てみましたが、
「デリケートエリア」というのは、おそらく、脳の奥の方を意味しているのではないでしょうから、
俺の症状を抑える薬はまだ世の中にないんだろうな、という事がわかりました。
脳のかゆみを抑える方法を探しているうちに結構時間が経っていました。
ヤバイヤバイ勉強しなきゃ、と思いましたが、ちょっとお腹が減っていたので、気分転換にメシを食う事にしました。
たまねぎをあめ色になるまで炒めたり、季節の野菜を素揚げしたり、弱火でコトコト煮込んだりしているうちになぜか2時間近く経ってしまっていて、
俺はとてもおいしいカレーを作り上げていました。
「うまい。うますぎる。世界一うまい。うまさの独占禁止法違反だよこれは。うまさの優越的地位の乱用だろ。公正うまさ委員会からうまさ排除命令が出ちゃうよマジで。」
と呟きながらカレーを食って、残ったカレーをジップロックコンテナ*1に詰め、
ちょっとだけ食休みをしていたら、いつの間にか眠ってしまい、気が付いたら次の日の朝でした。
つまり、俺は英語の勉強は30分しかしていなくて、その後はジャワカレーのCMのような生活をしていた、というわけです。
あー大学院入試においしいカレーの作り方出ないかなー。



そんな多忙な日々の中、なんとか暇を作ってメロンラウンジに行って来ました。
なんか今回はお客さんが少なくて、DJタイムも短くて盛り上がりが微妙な感じでした。
大谷さんの寸劇みたいなのはちょっとアレだなあ、と思いましたが、セットリストはそんなに今までと変わらなかったと思うんですが。なんででしょうね。
よくわかりませんが、俺はそこそこ楽しんだのでまあ良かったです。
個人的にグっと来た曲は、もう、あんまり覚えていないんですが、
びーまいべいべー 大迷惑(モンパチバージョン)1sec. GOOD 4 NOTHINGの何か ハイスタのSTAY GOLD
くらいですかね、今でも覚えてるのは。大谷さんの選曲にもう1曲くらいなんかあった気がするんですが、
寸劇のイメージが強すぎてうまく思い出せません。
その後はビークルライブ→メロンライブ→ビークルバックでメロンのライブ
ビークルバックのメロンライブはこの先もう二度と見られないかもしれないですが、かなり良かったです。
これだけでもラウンジに入った価値はあったと思いましたね。何故かAnarchy in the UKも歌ったし。
この調子だと来月のニューロティカが来るラウンジも楽しそうです。また死ねない理由ができてしまいました。
来月のラウンジはDJタイムがもうちょっと盛り上がるといいなーと思いました。


あと、今月は俺的にビビった訃報がふたつありました。三沢さんとSABE先生。
三沢さんはご存知三沢さん、SABE先生ってのは快楽天でブルマの漫画描いてた漫画家です。
どっちも40代での急死って事でびっくりしました。
三沢さんの件に関しては、プロレス界全体的に今後どうなんのかなと思ったりしましたが、
なんか報道ももう一段落しちゃってて、結局世間的にはこんなもんなのかなあと思いました。
三沢さんがリングの上で技受けて死んじゃうなんて考えられない重大事件なんですけど。
馳が委員会を立ち上げて統一コミッションがどうこうって事になってましたね。
結局そうなると、興業なのか、スポーツなのか、はっきりしろ、みたいな事になって、
そこら辺ボンヤリさせとくのが美学なのに、とも言ってられないんでしょうね。非常に難しい。
まあ、とりあえず、バックドロップかけた方の齋藤彰俊もレスラー続けるみたいだし、
彼もノアも楽しく頑張って欲しいと思います、っていうかプロレス全体的に楽しく頑張って欲しいと思います。


7月7日は逗子でなっちの海岸ライブ、その週末は木村カエラの野外ライブに行きます。夏はお祭が多くて楽しいですね。
なっちの海岸ライブではなっち!と叫びながら海に飛び込みたいと思います!
なっちはらっどういんぷすが好きだと最近ラジオかなんかで言ってたみたいですが、
パフュームとストレイテナーみたいにフライデーとかはされないんでしょうか。
そろそろされてもいいと思うのですが。

*1:今世紀最大の発明品。便利過ぎる。多分ジップロックコンテナは宇宙人が持ち込んだオーバーテクノロジーだと思う。ガチで。