Yes Lolita!No Touch.

男4人でレンタカーを借りて、海へ行った帰り道、どっぷりと日が暮れた夜のドライブ、海岸線。
男4人とはいえ、なかなかロマンテックなムードになりました。
俺は基本的にドライブは好きなので、コンビニで買った千葉の地酒ワンカップの勢いも手伝って、
ノリノリになり、「精通がいつ来たか、また、その時のオカズは?」
といったような、ロマンティックさのカケラもない話題を大声でしゃべり続けました。
そんな中学生の下ネタも、一通り話し終わった後、
最近脱ヲタを果たし、スイーツみたいな思考回路になってきているきくち君と、
もともとちょっとおかしい春田君に責められて、俺は生まれて初めて「恋人ができたらどういう生活をしたいか」
という事を考えさせられました。恥ずかしながら俺は、25歳になるというのに、
彼女が居た事どころか、彼女が出来た事を想像する事すらした事がなかったのです。
これには自分でも驚きました。よく考えたら妄想すらした事がないという事実に気付かされました。
地球最後の日に何をするか、とか、もし今大災害が起きて都市に取り残されたらどうやって生き延びるか、とか
2兆円持っていたらどうするか、とか、ドラえもんの道具の何が欲しいか、とか、どの芸能人とどういうセックスをしたいか、とか
メジャーどころの妄想は一通り中学の頃に済ませて、今でもたまに考えるのに、何故か「彼女ができたらどうするか」
という事については一切考えた事が無かった、これはなかなか異常な事らしいのです。
もちろん俺は男色の気はありませんし、BOYS BE…大好きですし、人の恋愛話も結構好きな方です。
ただ、自分と女性が付き合っている所が全く想像できないのです。
「そんな事はないだろう。考えろ。思い浮かばなければお前は異常だ。病院へ行け」
などと、きくちと春田の厳しい言葉責めにあい、俺は必死で考えました。
出た結論は「彼女が出来たら、背面座位で乳首をいじってみたい」
というものでした。すぐさま、きくち君に「それは違う。それは違う種類の妄想だ」
という指摘を受けたのですが、俺にはどうしてもそれ以上の考えが浮かんできませんでした。
愛のあるペッティングがしたい、という思い以外に何も浮かんでこないのです。
きくちが必死で話を誘導してきます。


「例えば、彼女が家に来て料理を作ってくれてるとする、どうする?」
「料理をしてる後ろから近づいて乳首をいじりたい。」


「わかった、じゃあデートに行こう、デートに。どんなデートがしたい?」
「特に行きたい所はない。家で映画でも見ながら乳首をいじりたい、いじられてもいい」


「外に出ようか、とりあえず外に。遊園地とかどうだろう」
「それはもう観覧車でペッティングだな」


こんな調子で全然話が前に進まないのです。俺は至極真面目でした。
インターネットで出会った人とこんなに真面目に話をした事は無い、というくらい真面目に受け答えました。
俺は愛する、とか愛される、というのがどういう気持ちなのかあんまりよくわかっていないみたいなのです。
愛っていうのを北斗の拳でしか見たことがないですからね、俺は。夢想転生に必要なもの、という認識しかありません。
25年間、誰も愛さないとこうなってしまうのです。そろそろ愛が必要なのです。愛されたいし愛したいマ・ジ・で。
その翌週の飲み会でも、モツ鍋をクチャクチャ食いながら日本酒を飲み、結局愛が足りない、あときくち調子に乗るなよ、
という話になってしまいました。それも仕方ないのかもしれません。
平均年齢が25歳くらいになった今でも、僕らはほぼ全員童貞か素人童貞なんですから。
「おいおいお前ら何言ってんだ、もういい大人だろ、現実を見ろよ現実を」
と言ってくれる人がいないのです。もし、誰かにそう言われたとしても、
「お前も童貞だろ!ダッハッハ!グイーッ(日本酒を飲む音)」で話が終わってしまいますから。
俺たちは現実を突きつけてくれる大人を求めて平塚のメイドバーに向かいました。
三浦君です。三浦君は間違いなく大人です。ものすごくしっかりしているし、
なによりなちヲタです。俺たちに現実を突きつけるには持ってコイの人材です。
ほとんど奇跡と言ってもいいくらいの適任なのです三浦君は。
ただ、三浦君は大人過ぎた。俺たちに現実を突きつけてもどうしようもない、という事に気付いてしまっていたんですね。
俺たちみたいなモンに良い事言った所で完全に無駄なんです、非常に賢い選択です。
結局メイドバーではメイド相手にある事無い事喋ったり、ウィスキーを飲んだり、
佐藤の普段のメイドバーでのふるまい(クールな変態キャラを演じている、新人のメイドが入ると、
「俺は爽やかボーイだ」とフいてまわる等)をピンク髪のメイドから聞いたりしているウチに朝を向かえ、
三浦君の車で横浜まで行きました。車内で、メイドバーで飲んだ安酒が俺の内臓をグイグイ攻めてきて、
猛烈な吐き気に襲われました。次の日、合コンバーベキューなのに、平塚クンダリまで来て、
どうしようもない俺たちに付き合ってくれた三浦君に迷惑はかけられない、その一心でした。
人生であんなに我慢した事はない、というくらい我慢して、なんとか横浜駅到着、
と同時にビタビタビタァとブチ撒けました。なんか赤かったですね、ゲロが。
一通り吐き終わって電車で1時間弱、秋葉原富士そばでほうれん草そば大盛りを食しました。
演歌の流れる早朝の富士そばで、出汁を一口啜った瞬間に、「ああ、もう愛なんていらねぇわ、夏」と思いましたね。
なんなんでしょうね、あのうまさ。普段からウマイですが、ゲロった後のかけそばって尋常じゃなくうまい。
あの空っぽの胃に染み入るしょっぺえ汁が世界で一番うまいモノだと思います。
なにが愛かわからぬまま生きてきたけど、とりあえずゲロ後のかけそばさえあれば、今後も生きていけそうです。
家に帰ってゲロを引っ掛けた靴を手洗いしてた時はちょっと泣きそうでしたが。
やっぱり愛いるわー。


そういうワケで、夏休みを満喫しております。
海行って酒飲んでライブ見てメイドバー行ってゲロ吐いて。
海にはナンパをしよう!という事で行ったんですが、行ってみたらファミリーしかいませんでした。
よつばと!の聖地巡りで千葉の奥地に行ったのが悪かったのでしょう。
素直に湘南とかにしてれば良かったかもしれませんが、
女の子が居た所でどうしようもなかったので、アレで良かったのかもしれません。
ファミリーばっかの海水浴場に大の大人4人で行ったので、非常にあやしまれました。
ライフセイバーに付きまとわれましたからね。俺たちが盗撮でもするように見えたんでしょうか。
失敬な!盗撮なんてしねぇよ!脳に焼き付けるだけ!



ミドリとメロン記念日のライブを見に新宿ロフトにも行きました。
もの凄く楽しかったです。ここ最近のメロンのライブでは一番楽しかったかもしれません。
ロフトで歌うメロンを見たらテンションが相当上がりました。曲も盛り上がる系を詰め込んだ感じでしたし。
生バンドじゃないのだけが本当に残念ですが。あれで生バンドだったら最高なんですけど。
ミドリさんも良かったです。曲はあんまり知らないんですが、最初の3曲ぐらいがすげえ楽しかったです。
特にあのお祭りみたいな奴、あれ楽しかったなあ。まり子さんはちょっと怒ってる感じでした。
風の噂で、ミドリのまり子はキレ芸を見せる、みたいな事を聞いていたので、ああいうパフォーマンスなんだと思ってましたが、
どうも機嫌は悪めの感じだったようです。そこら辺俺はよくわからなかったのですが、
まあ普通に考えて、ヲタなんてキレられてもおかしくない振舞いを常に見せておりますから、
まり子さんの対応は普通と言えば普通だと思います。
俺は曲も結構気に入ったし、まり子のケツ見れたし、太ももに触れたし大満足でした。
これに懲りずにこれからも良くして頂きたい、と思いました。



来週はついにサマソニ、夏の終わりにはメロンが浜辺でライブやるみたいだし、
9月には吉澤ひとみさんが原宿アストロホールでスタンディングだし目白押しです。
吉澤さん何歌うんだろうなースメルズ歌わないかなー。非常に楽しみです。
吉澤さんの女ヲタにはイカツイ奴が多いのでカチコーンやりたいです。