Rage Against The Machine

この前、久々に母親から携帯にメールが来ましてね。
いや、めったに来ないんですよ、母親からメール。ウチの母ちゃんは見事なまでの母ちゃんなので、
いまだにメールがうまく打てないのです。特にメールで連絡するような事もないでしょうしね。電話で十分。
そんな母ちゃんから珍しくメールが来たので少しびっくりして、パチスロキン肉マンを打ちながら内容を確認しました。
「どうですか げんきでやっていますか?別に用事はないんじゃけどな。米はまだたりてるかな?」
みたいな書き出しから始まり、奥歯になんか挟まったような文章が延々続きます。そして唐突にこうです、
「ところで、さいきん、あきはばらの、ような事件、がつづいていますが、大丈夫ですか 心配です」
ここで言う「心配」っていうのはですね、俺が被害者になる事を想定したものでは明らかにないわけです。
そうです、つまり、この妙にまわりくどいメールを要約すると、


「最近、お前みたいなダメでヲタクな奴が凶悪な事件を起こしているようだけれども、
その辺お前は大丈夫なのか?いや、マジで。それと、お米そろそろ送ろうか?」


と、言う内容だったのです。これにはさすがの俺もちょっぴりショックを受けました。
いや、確かに秋葉原の事件とか星島の死体をトイレに流しちゃった奴とかね、
結構インパクトあったし、俺の生活は実際に、どちらかというとああいう人達に近いので、
母ちゃんの心配はもっともでよく分かりますし、心配かけてすまないなあと素直に思います。
でもですね、この腫れ物に触るかのような気を使ったメールはちょっとキツイですよ。
慣れないメールで誤字脱字だらけの長文、相当時間をかけて書いた事が容易に想像できます。母ちゃん不器用だしなあ・・・。
マジじゃねぇか!母ちゃん!コレ!マジじゃないかよ!マジで俺のこと「ヤ」る奴だと思ってんじゃんかよ!
俺が反抗期真っ盛りだったら家出すんぞこの扱い方。俺がもう24歳だったから良かったようなものの。
とりあえず、朝一から5回目のゴング(高確)をスルーしたキン肉マンを捨てて、パチ屋の休憩所で一服つけながらメールの返信。


「母ちゃん、大丈夫です。僕は元気です。学校がある日はそこそこ学校へ行っとるよ。
 友達も何人かはおるし、みんな僕に良くしてくれとる。
 昨日なんて友達と東京で遊んで、酒を飲んどったんよ。それはそれは楽しい酒だったんよ。なんせ東京よ。
 僕は大丈夫じゃけえ、毎日楽しく過ごしとるけえ。心配せんで下さい。
 夏にはできればそっちに帰りたいと思っとるから。体に気をつけてください。
 あ、米はまだあるんで大丈夫です。また連絡します。」



というわけで、世の中色々ありますが、俺は先週末は松浦あややのコンサートと、
石鹸屋という同人バンドのライブに行ってきました。土曜日にダブルヘッダーですよ。
体力的にかなりキツイかなーと思いましたが、意外にイけたので俺まだまだいけるなと思いました。
あややの方はですね、これが最初っから最後まで生バンドで期待以上に良かったですね。
硬麺と絶対解ける問題が初っ端のテンションが上がりきってない所で来ちゃったのが少し不満でしたけど。
やっぱ生のドラムが鳴ってると違うなー。何が違うのかよくわかんねぇけど、でもなんかテンションの上がり方違うなー、と思いました。
めちゃホリなんかドラムの人がかなり頑張っていて、あんなにテンションの上がっためちゃホリは久々じゃなかろうかという感じでした。
曲以外では最後のアンコール前のMCなんかもいい感じで、なんか風俗嬢的なコメントで良かったです。
いや、いい意味でね、いい意味で風俗嬢っぽい事言ってました。


その後は急いで田町へ向かいました。急いだっていうのは嘘で結構ダラダラ向かいました。
ダラダラ向かったらちょっと遅れてしまいまして、まえだ君に
「いや、俺結構このライブ本気なんだよ!いやマッジでぇ!」
と言われたのでタクシーに乗ることにしました。流石に俺が払おうとしたのですが、
5千円札しか持ってなくて、タクシーの運転手さんに「おっきいのしかないんですけど」
って言ったら露骨にすげえ嫌そうな声を出されたので結局まえだ君に払ってもらいました。
コインロッカー前で着替えて入場すると会場内がミストサウナに入ったのかと思うほどの暑さでした。
もう入っただけで汗じっとり。まあ俺が遅れたせいでもう2曲ぐらいやった後だったとは言えあれはアツすぎ。
どう考えても空調がおかしかったです。冷やす気ゼロ。
もう始まってしまっていまして、前がグチャっとなってる様子もあんまりなかったので、
俺たちが入って最初の曲は後ろの方で見ました。俺が入った頃はまだ後ろにスペースがあったので割りと自由に動けました。
自由に動けすぎて、動いてる間にテンションがガンガン上がって来てしまいまして、
周りが見えなくなって、気が付いたら俺の周りから人がいなくなっていました。
まえだ君も俺と距離を置いてしまっていまして、頭振り終えて隣に居たちっさい奴に「いや、おい!これいいね!何の曲か知らないけど!」
と話しかけたら、まえだじゃなくて全然知らない女の人でした。すごい勢いで知らない人に話しかけてしまいました。
ちょっとメイドっぽい服装のその女の人はすっげえ怯えていました。申し訳ないことをしました。
その場に居辛くなったのと、ノッていける曲が来たのでそのまま前の方に突っ込んでその後はそこら辺で見ました。
そこそこいつものようにやれるような雰囲気だったのでいつものようにやりました。
正直思った以上に楽しかったです。ダブルヘッダーで体力もいつもよりなくなってるし、
大人しく見ようと思っていたのですが、ブチ切れてしまいました。尋常じゃない量の汗をかきながら暴れ倒しました。
知らない曲が多かったんですが、元ネタになってる曲が好みの感じなので全然問題ありませんでした。
一番テンションが上がったのは、Rage Against the MachineのGuerrilla Radioのリフをギターの人が弾いた時でした。
確か全然関係ない曲の終わりに急に付け加えた感じでやったんだと記憶しています。
その時以外は結構周りに気を使って自分なりにやりすぎないようにやっていたのですが、
Guerrilla Radioはちょっと押さえ切れませんでした。
ああああああああああああああ!と言いながら密集地帯で俺の周りに空間ができるほど動いてしまいました。
申し訳ないことをしました。当然わき腹辺りを殴られました。
傷つくことは怖くない だけど決して強くない ただ何もしないままで 後悔だけはしたくない
非常に楽しかったですね。あれでドリンク込み2000円は超絶安い。
今後もあればまえだ君にチケットを取ってもらいたいと思うライブでした。
でも、次はヘッドバンギング中に、本当に東方ヲタのマスタースパークで刺されるかもしれないので、
どてっ腹にジャンプとマガジンを仕込んでライブに行きたいと思います。


あと、最近は君が望む永遠というエロゲをやっています。
まだ何個か見てないエンディングがあるのでそれを見たら感想を書こうと思っています。
俺がエロゲをやっている間にまちだ君は大人の階段をのぼってしまいました。
まあ風俗ですけどね。しかもピンサロですけどね。
風俗に行った直後に俺に電話をかけてきて「俺、喪失したよ・・・喪失だよ!」
みたいな事を言っていました。ナニ言ってんだコイツマジきっめえ!と思いました。
まあ、なんだ、そんなまちだ君にこの曲を捧げます。是非聞いてみて下さい。



なんぼのもんじゃい!
ようこそ!風俗の世界へ!