厄年

春休みも残りわずかになってまいりました。俺の大学生活ロスタイムもそろそろ終わりが近付いてきております。
将来の事を考えると流石に不安になるので、できるだけ考えないようにしてこの数週間過ごしました。
三月の終わりは横浜ブリッツハロプロ新人公演を見ました。
東大法科大学院に進学の決まった俺の前マネージャー、きっちり就職を決めて最後の学生をエンジョイ!する大学の先輩。
そしてミエナイチカラによって大学3年生をループし続ける謎の大学生、俺。もちろんリンキンパークT。
そんな真っ当なカタギの俺たちの横には2ちゃんでも評判のキチガイ集団がいました。あいつらウザイとかすげえ書き込まれていました。
まあ確かにちょっとやりすぎというか、茶目っ気がないというか、そういう気はしました。
ただ、俺としては俺の方がキチガイだったのであんまり気になりませんでした。
それどころか、駅前の大ハプニングで耐久駅弁をする俺を彼らは受け入れてくれたので、
あ、こいつらそんなに悪い奴じゃないじゃないか、と思ってしまい、思わずテンションが上がって抱き合ってしまいました。
すぐに駅弁の大ハプニングなんだと理解してくれて奇跡のコラボレーションが実現しました。
ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!(駅弁ピストン)ハイハイハイハイハイ!(高速駅弁ピストン)
イィッィヨッシャ!(雄たけび)フゥー!(ハイトーンボイス)ガシッ!(抱擁)ミキティ頑張って!(満面の笑み)
みたいな感じになりました。あとI&YOU&I&YOU&Iでステージ上にあいぼんがホログラムで浮かび上がりました。
俺は必死にそれを目に焼き付けました。梨華ちゃんとか飯田さんとかも見えました。あいつは見えませんでした。
後はナビが壊れた王子様で「ウルトラソウル!ハイ!」と叫べて、
伝説の革命チックKISSで「あさみー!うおおおおおおおおおおらあああああああああ」
と叫びながら激しいぶつかり合いができたので結果的には満足でした。
まあ確かにね、スタンディングのライブは色々と難しいかもしれませんけどね、
俺が言いたいのはですね、暗いと不平を言うよりもすすんで明かりを灯しましょうという事です。
キチガイが側にいてライブが楽しめないなら自分がそいつよりキチガイになればいいじゃない!
気に入らないヲタ芸をやってる奴が近くに居たらそいつなんか気にならないくらい激しく叫べばいいじゃない!
レッツトライ!エベリバデー!とまあそういう事です。



その後ですね、春田君を呼び出して多摩川でお花見をしました。
無名大でお花見と言えば、数年前の上野での「ドカタに因縁付けられて石田がスケボーで頭殴られ事件」
これがすぐに浮かびまして、正直あんまりいい思い出はないんですが、今回は非常にいい感じでした。
時間が比較的早かったのもあって、子供がキャッチボールしちゃったりなんかしてる良い雰囲気の中お花見ができました。
とりあえず俺は春田君がカラオケボックスの店長をやってる時に抱きついた女子高生の事が気になってしょうがなかったのでそればっかり聞きました。
あと、今年は本当の実家よりも春田君の実家に滞在してる期間の方が長いので俺は春田性を名乗ってもいいんじゃないかと言いました。
春田君はすごくウザそうにしていました。それから、確か、虫が触れるかどうか、みたいな話になった時だったと思うんですが、
虫と言えば道重さゆみさんがダンゴ虫を飼っていたという話があるんだよ!そうだよ!おい!春田聞きたいだろ!この話!
と、大好きな道重さゆみさんの話ができることでテンションが上がってしまった俺はそう言いました。
春田君と菊池くんと中尾さんはすごくウザそうにしていました。俺は非常にさみしくなりました。
でも道重さんの話は結局最後までしました。あいつらはすごくウザそうにしていました。
いや、今こそハロープロジェクトだと俺は思うのですが、あんまり同意してくれる人がいません。
悲しいです。悲しい限りです。まあでも俺が楽しければ別にそれでいいんですけれども。



花見をしている場所の近くに神社があったので行きました。
俺はそこで自分が今年厄年だという事を知りました。恥ずかしながらその時まで俺は厄年は42歳だけだと思っていました。
42で「死に」だから縁起悪いとかお前ちょっとそれバカっぽすぎるんじゃないの?うんこ4714と同じレベルだろ正直。
とそれまでは思っていました。でも、確実に厄年ってあるな、と今では思っています。
だって最近の俺のスロットのヒキは尋常じゃないですもん。厄年以外で説明できないですもん。
戦国無双で2日連続2000ハマリ突破とか在り得ないじゃないですか。前田慶次だけはマジで死んだ方がいいじゃないですか。
そもそも進級できないとか完全に厄年じゃないですか。彼女がいないのも厄年だからじゃないですか。
めっきり春らしくなって茨城にも桜が咲いて、花見でバカ騒ぎする学生の声を聞きながら家でファイナルファイト3をクリアしてる俺とか完全厄年じゃないですか。
俺は今年、事あるごとにいやー自分厄年っすからねーと言うと思います。覚悟しておいてください。



その日から今日までは本当に本当にぼーっとして過ごしました。
マジで何もしませんでした。明日から学校が始まると思い込んでいました。
でも違いました。実際は今週の金曜日まで春休みだったのです。
俺は狂ったように喜んでタモリ倶楽部を見ながらビールを飲んでモヤさま休止にブチ切れて、
アニメを見ました。神霊狩です。最後まで都ちゃんがかわいかったです。


テンションがガン上がりしたので、今日はPUNKSPRING08に行ってきました。
俺はPay money To my Pain10-FEETが結構見たかったのですが、いつもの寝坊で見られませんでした。
いや、一応ギリギリ駅に到着するまでは間に合っていたんですが、入場列に500人くらい並んでいてすぐに入れず見逃してしまいました。
俺より1時間以上早く来ていたまちだくんにTシャツを買ってもらいました。
グッズっていうのはどこの世界にも必死な人が居て、俺たちはいつも人気のない所謂ザコメンTしか買えません。
まあでも今回はデザインはともかく、サイズは合ってるやつが買えたので良かったです。
サマソニの時はピッチピチのTシャツで幕張を練り歩いて完全にゲイだと思われたので。
美勇伝Tの上にパンスプTを着て戦闘準備完了、と同時に2バンド見逃したため空き時間が2時間近くできてしまった事が判明。
仕方ないので一旦会場を出て、コンビニで弁当とビールを買って、ポカポカ陽気の中、海浜幕張の公園でピクニック。
ものすげえ高いビルが見えたので「ビル、たけえなあ・・・」と呟いたりして時間を潰しました。



最初に見たのはへっすら先生こと遠藤さんを5まわりくらいでかくした感じの外人がギターを弾いてるBOWLING FOR SOUP。
まさにキングへっすらですよあの人は。遠藤君が一杯集まって合体したらあいつになるんです。
いつものように人を掻き分けて前の方に行き、ガンガンやりました。
ハロプロのライブではまずお目にかかれない、丸太のような腕(タトゥー入り)をしたどこからどう見ても海兵隊員の白人男性とぶつかり合いました。
海兵隊員が振り下ろした腕が俺の腕をかすめたのですが、コレに直で当たったら確実に脳揺れる!
と思ったので逃げ出してまったり見ました。かなり平和な感じで素直に楽しめました。


その後はFLOGGING MOLLY BUZZCOCKS ANGELS AND AIRWAVES を見ました。
BUZZCOCKSが凄かったです。見た目完全におじいちゃんなのにノンストップで演奏し続けてるのにびっくりしました。
絶対に俺より体力あると思います。俺もあれぐらいの歳になってもPPPHをし続けて行こうと思いました。


その次はマキシマムザホルモンを見ました。マキシマムザホルモンヲタがたくさん居ました。
こんな言い方をするとアレなんですが、マキシマムザホルモンファンはモーヲタに近いなと思いました。
少なくともパンスプに居た客の中で一番モーヲタに近いのはホルモンファンだと思いますね。
2ちゃんでの嫌われ方とかクリソツ。とにかくホルモンファン多かったです。
石を投げればホルモンTに当たる状況でした。ライブ自体はすごい楽しかったです。
シミって曲がありまして俺これかなり好きな曲なのでテンションが上がってしまいました。
上がりすぎて暴れすぎて最前付近のギュウギュウ詰めのモッシュの最中に転んでしまい危うく圧死するところでした。
マジで死を覚悟するほどの圧迫感でした。あっしが圧死してしまうところでした。
スキンヘッドの強面さんに助けてもらいました。「大丈夫かい!?」とすごくさわやかに言われたので
「チュッス!」と言って親指を立て、またモッシュの激しい辺りに帰りました。我ながらさわやかだったと思います。


パンクスプリングと言うだけあってパンクな人がたくさん居たんですが、一番びっくりしたのは、
鋲付きの革ジャンで平気でグイグイ攻めて来る事です。アレマジいってえよ。
ホルモンでもいたんですが、頭振ってアレに当たってあまりの激痛に2秒くらい意識飛びました。
その直後に後ろからダイブして来た女がバランス崩して俺の頭に手をついてきたんですが、
俺の頭はホルモン開始30秒でグッチョグチョに濡れ放題濡れていたのでヌメっと滑りました。
俺の頭についた左手はそのままヌメっと俺の左目に一直線。完全に左目をエグリに来てました。
危うく昔のタモリみたいな感じの眼帯を付けてこの先の人生を歩む事になる所でした。
あんな眼帯してたら就職活動で不利なので、咄嗟に頭を揺らして目潰しを回避できて本当によかったです。


その後はペニーワイズを見ました。正直ホルモンで相当体力を消費していたので大人しく見る気でした。
が、でっかいサークルを作っている気合の入った上半身裸の外人がいて、案の定いい感じのサークルモッシュが行われていたので我慢できずに入ってしまいました。
ペニーワイズは中学高校の頃に結構聞いていたのでもの凄い楽しかったです。
楽しすぎて、街中で会ったら絶対に目を逸らして避けて通るような人達にバッコンバッコンぶつかりました。
Bro Hymnでオーーオーオーオーも言えたし非常に満足でしたが、足が肉離れを起こしました。
おかげで最後のランシドはちょっとだけサークルをグルグル回って引き上げざるを得ませんでした。
それだけが今回心残りですが、普段コレだけ自堕落な生活をしているにしてはよく持った方だと思います。
精神が肉体を凌駕していました。終わった後に無理が祟ってなんか色んなところが痛かったです。


あ、そうだ、今回も大谷さんは見つけられませんでした。あさみも見つけられませんでした。
大谷さんは舞台があるので仕方ないですが、あさみはどっかに居たんじゃないかなと思うので残念です。
とりあえず次はパンスプTを着てメロングリーティングに行きます。多分。


あいぼんさんが復帰するらしいですね。
俺がブリッツで見たのはホログラムじゃなくて本物だったようですね。
動画を見ましたが、いい感じに大人になっていて正直かわいいですね。
あいぼんさん、頑張ってください。