GOOD-BYE青春

また一人、俺の大切な戦友と書いてヲタモダチが社会と言う怪物に素手で挑み、食い殺されようとしています。
生前の彼はよく、行き着けの川越のスナックでバーボンをラッパ呑みしながらこう言っていました
「なぜ必死になっちを追いかけるのかって?そこになっちがいるからだよ!
 俺の土日を拘束できるのは安倍なつみだけだぜ!ガハハハハハハ!」と。
圧倒的な戦力でもってぼくらを潰しにかかる社会に果敢に挑み続け、
時にはゼミの恩師を殺し、また時には風呂場で前歯を削ってまで会社を休む豪放ライラックな人で、
正に真の男、と俺が唯一尊敬する先輩でした。その偉大な先輩が、
「俺、この戦争が終わって土日が来たら、10年記念隊のコンサートに行くんだ・・・」
死亡フラグここに極まれり、なセリフを吐いたのは1週間前でした。


ジジッ「こちら社会人1年目最前線。これより最終ミッション配属の確認を行う」ジジッ
「まちだ、落ち着いて行け、これが終われば週末だ。俺もケガ(留年)さえなければ一緒に戦えたんだが・・・
 無事に帰って奥さんを紹介してくれよ!うまいチェリーパイでも食わせてくれ」
ジジッ「ウチのワイフのモーニングコーヒーは格別だぜ?
    なあに、すぐ終わるさ、俺だってもう半年近くも戦場で・・・これは!!たわばっ!」
ドカーーーーン
「どうした!何があった!まちだ!応答しろ!」
「ダメです!通信できません!・・・こ、この衝撃は・・・ッッッ」
「まさか・・・休日出勤・・・!完成していたの!?」
ジジジジッジジッ「な、なにが起きたんだ・・・体中がアツイ・・・何も見えない・・・」
「まちだ!!!!今行くぞ!」
「無理です!撤退しましょう!ここも危険です!この場所もあと数年で社会人なんですよ!」
ジジジッ「ハァハァ・・なっちはなあ・・なっちはなあ・・・なっち!ウッ!急杉!」
「まちだ!わかった!もういい喋るな!(キモイから)」
ジジジジッ「ひとつだけ・・・教えてくれ・・・俺はもう目が見えないんだ・・・
      今日の空は、晴れてるか・・・?」
「(分厚い雲に覆われている空を眺めながら)ああ、晴れてるよ・・・雲ひとつ無い快晴だ」
ジジッジジッ「そうか、晴れてる、見えるぞ、俺にも、あの日の室蘭と同じ快晴の空が・・・」
「まちだー!気を確かに持て!帰って嫁さんのモーニングコーヒー飲むんだろ!二人で・・・っ!」
ジジジジッジジジッ「ブ、ブルースカァイ・・さらさらの風ぇが、波と・・・」
「しっかりしろ!SALAはもうないぞ!」
ジジッ「ああ、なっちが見える、なっち、やっぱり君は天・・・・使・・・・」 ドカーン プチッ
「まちだああああああああああああああああああああああああああ」


こういう出来事がある度に俺は山形和良と言う男を思い出します。
俺の高校時代のヲタモダチで、数年前に「中島くん、わしはやっぱり彼女が欲しいんよ・・・」
という名言を残してヲタ卒業した男なんですが、彼も偉大な戦士でした。天才でしたね彼は。
俺が山形君と最後に行ったカラオケで彼に歌った曲はピンクリボン軍の中退という歌でした。
それに対する山形君のアンサーソングはガガガSPの忘れられない日々でした。
さらば、愛しき馬鹿野郎 生きてますか 今も馬鹿らしく俺ヲタって生きとるぞ
山形君、連絡待ってます。リカ キトク スグ カエレ
 

GOOD−BYE青春 いい事なんかなかった季節に夢だけ置き去りに


【今日の一曲】
怒髪天『最後のひとり』

むんたま



というわけで名古屋の記念隊コンに行けなくなってしまいました。
まちだ君は割りと深刻な感じで今日電話をかけて来たのですが、
俺は今日はスロで負けてウサ晴らしに漫画喫茶でさいとうたかをのサバイバルを読んでる途中だったので、
すごく適当にあしらいました。気分が悪い時はサバイバル読むんですよ俺は。勇気が出るから。
ったく、まちだはタイミング悪い。無人島に流れ着いてネズミに怯えて暮らせっつうの。


ああ、そうだコミケにも行きましたよ。むし暑すぎてダラダラしてただけでしたけど。
炎天下にコスプレ会場作るんじゃねぇよ!見にいけないでしょ!
せきねさんの前を通りすがったけど「あ、すんません、うんこしたいんで」
っつってそのまま家に帰ってすみませんでした!他意はないんです!うんこしたかっただけなんです!
メロンのライブで会いましょう!


名古屋にはいけなくなったけど俺にはキュートの運動会とメロンの初日がある!
あたい負けない!最後のひとりになっても戦い続けてやるんだから!