ハッキング成功なのれすてへてへ

ヒーローはいつも、突然、あまりにも早く、いなくなってしまう。
エルヴィスも、ジェームス・ディーンも、シド・ヴィシャスも、芥川も、尾崎豊も。
かつて「てへてへ」と呼ばれた男がいて、彼は僕らにとってまぎれもなく、ヒーローだった。


彼の無名大での偉業や経歴はいまさらここで語るまでもないだろう。


「無名大のpart100くらいまではほとんど俺がたてた」


この名言を知るだけで、彼の無名大に対する貢献度は、
彼が本スレという一線を退いてからの新しい無名大キッズにも理解してもらえると思う。


彼がいなければ今の無名大シーンはなかった、そう言い切っても差し支えないほどにてへてへさんの影響力は大きかった。
その影響力の大きさ故に、数多くの敵を作って衝突した事もあった。
顔に似合わず繊細な精神で、無名大生の無茶苦茶な振る舞いに切れた事もあった。
しかしその度に笑い話に変えていく彼を無名大生達は生温かく見守り続ける、その歴史が無名大でもあった。
無名大生らしからぬ行動力とリーダーシップ。
稀代の無名大のドンはその日、あっけなく、としか形容できないほどあっさりと、逝った。


彼が逝った時、僕は少しステージから離れた場所に居た。
格闘家がいい打撃をもらって失神KOされた時のような倒れ方だった。
人間が、本能的にとるであろう最低限の受身すらない倒れ方。
彼特有のいつものエキセントリックなステージ上での振る舞いだろう。誰もがそう思った。
もう少し早く、僕らが「異変」に気が付いていれば、結果は違ったものになったかもしれない。


病院に搬送された彼についていくことすらできなかった僕らは酒を飲んだ。
知りたくなくて、酒を飲み続けた。
誰も、彼の話題は出さない。彼の話題のでない僕らの会話は長くは続かなかった。
そのうちに皆押し黙って静かに酒を飲み始める。重苦しい空気が漂い、ただ酒だけが減っていく。


満席のつぼ八に追い出されて、渋谷の喧騒に放り出されても、僕らは黙ったままだった。
連絡は来ない、きっとそういうことなのだ、と気付き始める。
しびれを切らした一人が病院へ向かった。
僕はまだ知りたくなくて、どうしようもなくて、スロットを打った。
彼が好きだった吉宗を。


地震予告、リプレイ。よくある演出が続き、忍者多発から高確率へ。
僕はいつの間にか涙を流していた。涙に歪む大家紋。飲み比べからあっさりとボーナス確定。
サクっと4kでビッグを引き当てる。瞬間、胸騒ぎがした。
後から知ったのだが、僕がボーナスを引いたのはちょうど、「その」時刻だったらしい。
こんなボーナスなくても良かったから、2000ハマっても良かったから、
もう一度、千円で松解除する彼の横に座ってみたかった。もう一度。


彼を越える無名大生は今後出てこないだろう。ライバルのアシベ氏は今回、こうコメントしている。
「俺がヤツを越える前に逝っちまったんだ・・・汚ねぇよな、ヤツが永遠のナンバー1さ、ちくしょう」


てへてへさんが天国に逝ったかどうかはわからないけれど、地獄に落ちてもすぐに天国に上がるだろう、
そう吉宗のように。


偉大なるてへてへさんに捧ぐ
2006 2/6







まあ、死んでないですけどね、てへてへさんは。
普通に酒飲んでスロット打って勝って喜んでましたけどね、僕は。なんの心配もなく。
しかしあの人はほんとにいつもいつもやってくれますよね。
てへてへアシベのBIG2が落ちる気配がありませんよね。お笑い界か!
僕ら後続の身にもなってくださいよーマジでー、越えられないっすよーホントー。


てへてへさんがおもしろすぎてあんまり話題になってないですけどフットサルもちゃんとやりましたよ!
僕は完全に足手まといですけど、突然うまくなるのは無理なんでやっぱなんか一個ピンポイントでこれだけやっとけ!
みたいのを提示していただければそれだけやりますけども!!頑張りますけども!!高橋愛ですけども!!


とりあえずこれからは喪章を右腕に付け、てへてへさんのために真剣にフットサルをやります!フットサル宣言です!!