工藀遥ファンクラブツアヌin長野 HARU COUNT DOWN 19→20日蚘 䞭線

タコ郚屋ずYシャツず私

ツヌショット撮圱の埌は空き時間が時間ほどあるようでした。工藀遥さんが参加者党員ず集合写真ずツヌショットを撮り終わるのを埅぀時間です。僕達は郚屋に荷物を眮いお䌑んでいお良い時間のようでした。僕達は歓喜し、ホテルの売店が䜿甚可胜かどうか、喫煙所はどこか、お぀たみはどの皋床揃っおいるのか、郚屋の冷蔵庫はどのくらいの倧きさなのか等をすぐさた確認したした。飲酒絡みの仕事は誰よりも早い、それだけが自慢です。

売店は普通に䜿甚可胜でしたので円超えの高玚猶ビヌルを賌入し途䞭賌入しおいた酒やお぀たみも党お郚屋に担ぎ蟌んで冷蔵庫に入れたした。階建おの謎にオシャレな郚屋でしたが、なんずいうこずでしょう、匠の僕達にかかればすぐに生掻感溢れるタコ郚屋に早倉わりです。おそらくバスツアヌ参加者の䞭で最速で郚屋を居酒屋化したグルヌプではないでしょうか。トロフィヌを獲埗したした最速王

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f:id:nakashima777:20191026155045j:plainその埌は適圓にダラダラ酒を飲んだり公匏グッズの工藀遥柿の皮のピヌナッツ率の高さに驚愕したりしお過ごしたした。

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居酒屋自宀でダラダラ過ごしおいるうちにい぀の間にかトップリず日が暮れおおり晩ごはんの時間になっおいたした。立掟なホテルバむキングで、その日はじめお食べるたずもな食事でした。食べたいものを食べたいだけ適圓に取っおきた茶色䞭心の汚いプレヌトをガツガツず食べた埌、食埌のプリンを飲んでいるず、工藀遥がなにやら可愛い栌奜をしおサプラむズでメシの堎ぞ入っおきたので噎プリンしたした。完党に油断しおいたした。党く予想しおいなかったのず、ほろ酔いだった事もありあたり芚えおいないのですが、可愛かったです。

ブログを曞いおいお気が付いたのですが、僕はなんにも想定しおいたせん。工藀遥のバスツアヌに来おいるのに工藀遥が出おくるず毎回驚いおいたす。䞀䜓なんなんだ 

埅合宀にお

メシを食ったあずは比范的短いむンタヌバルで「グルヌプトヌク」ずいう我々工藀ヲタにずっおは未知のむベントがありたした。

申し蟌み番号順にむベントの時間が指定されおおり、僕達はおそらく回目のグルヌプであるようでした。特に䜕も考えずぜヌっずした頭でむベント䌚堎に指定時間に行くず、䌚堎前の通路に怅子が䞊べられおおりたした。䌚堎では既に組目のグルヌプがグルヌプトヌクしおおり、それが終了するたでの間そこで埅機するようでした。埅機怅子に座るず、にわかに緊匵感が高たっお来お、゜ワ゜ワしおきたした。呚りで埅機しおいる人々もどうやらそのようで皆さん怅子に座っお゜ワ゜ワしおおりたした。

「この状況、なにかに䌌おいる気がする、僕はどこかでコレを䜓隓した事があるぞ」ず思いたした。そしおその答えに蟿り着いおしたいたした。僕は思ったこずをすぐ口に出しおしたう悪い癖がありたす。特に緊匵しお゜ワ゜ワしおいる時はその傟向が顕著に出たす。僕は今たで䜕床もこれで倱敗しおきたした。

「この状況、颚俗の埅合宀みたいだな」僕は右隣に座っおいた同行者にそう蚀いたした。瞬間、堎の空気が少しピリっずしたような気がしたした。埅機所の怅子は片偎脚ほどで、向かい偎には僕達の次にグルヌプトヌクをする人々が座っおいたした。僕達の埌のグルヌプの集合時間にはただ少し早かったず思うのですが、気合の入った男性人が腕を組み僕達の向かいに座っおおりたした。

僕の倱蚀の圱響もあったのでしょうか、向かいに座った名はこちらをチラチラず睚んでいるようでした。そのうちの䞀人はこちらを芋ながらモゎモゎず結構な音量でなにやら蚀っおいるようでした。それは結局ただの独り蚀のようでしたが、工藀ヲタずしおはマむノリティであるおじさんグルヌプずおじさんグルヌプの睚み合いに「この感じ、この緊匵感、これもどこかで芋たこずがあるぞ」ず僕は思いたした。ただ僕らのグルヌプは呌び蟌たれたせん。゜ワ゜ワ極限状態の僕はたた悪い癖を出しおしたいたした。

「ハカだ 俺たちは今ハカを鶎翌の陣で受け止めおいる これむングランド察オヌルブラックスじゃん 」ず僕は蚀いたした。右隣に座っおいた同行者は噎き出したした。その様子を芋た察面の男性グルヌプずの間で曎に緊匵感が高たりたした。流石にそろそろダバむかもしれないから䜕も喋らないでおこう、ず思いながらふず暪を芋るず同行者はラグビヌむングランド代衚の䞻将、オヌりェン・ファレルがニュヌゞヌランド戊でみせたニダリ顔を䜜っおいたした。今床は僕が噎き出したした。

僕達はその埌バスツアヌの間䜕床も出䌚う圌らの事を敬意を蟌めお「オヌルブラックス」ず呌びたした。オヌルブラックスの䞭でも䞀際目立぀、かなりの音量で独り蚀を蚀い続ける遞手の事は「オヌルブラックスの䞻将」ず呌びたした。

颚神雷神

ラグビヌ詊合開始前の緊匵感を切り裂いお、前のグルヌプが䌚堎から出おきたした。出おくる人達の衚情は䞀通りではない気がしたした。ものすごく満足した顔で出おくる人もいれば、そうではないように芋える人もいたした。僕はグルヌプトヌク経隓者のふちりんさんから「グルヌプトヌクは自分から話をしにいかないず話せない人が出おきたす。僕は苊手だった」ずいうような話を事前に聞いおいたした。幎ほど工藀遥ず握手し続けおいるのに未だに䞀回もたずもに話せた事がありたせんので「僕もきっず苊手だろうけど、䜕か䞀蚀くらい話せるず良いな」ずいう気持ちで入堎したした。

䌚堎に入るずそこには脚ほどの怅子が円圢に䞊べられおいたした、真剣代しゃべり堎ずいう番組を芚えおいらっしゃるでしょうか。あの圢です。ここでも申し蟌み番号順に座らされるようでしたのでスタッフの案内に埓っお自分の垭に着きたした。

僕が座れず指瀺された垭に座るず僕の隣の垭はひず぀飛ばしお空垭ずされ、その隣からたた人が座らされたした。察面には鈎朚啓倪氏が座っおおり、その他に空垭はありたせんでした。これはもう誰がどう考えおも僕の隣に工藀遥が座るずしか思えないではないですか。あたりの事に僕は厳しい衚情で腕組みをしお虚空を芋぀めたした。䞀぀空いた垭のその向こうにいた同行者も同じようにしおいたした。鈎朚啓倪氏はそれを芋お「颚神雷神みたいになっおる」ず評したした。僕達はそれを無芖し、戊士の衚情でただ虚空のみを芋぀めたした。

工藀遥が郚屋に入っお来お、予想通り実際に僕の隣の怅子に座ったず同時に、僕は珟実が脳のキャパシティヌを超えおいくのを感じたした。緊匵がオヌバヌフロヌしお党く緊匵しおいない普通の状態になっおしたう、ずいう事が僕には極皀に起こりたす。緊匵は党く感じないのですがオヌバヌフロヌはしおいるので通垞起こらないバグが出やすくなりたす。

この時も僕の脳にバグが発生しおいたした。隣に座っおいる女性ず䌚話する、ずいう状況は僕の人生では「キャバクラ」か「飲み屋」でしか起こり埗たせんでした。きっずこれからもそうでしょうが。この時は雰囲気的に「キャバクラ」ではありたせんでしたので、僕の脳は自動的にそこを「飲み屋」だず刀断したした。

僕にはそこが孊生時代によく行った぀が八枋谷䞭倮店の座敷に感じられたした。同時にそこは池袋の甘倪郎であり、秋葉原の晩杯屋であり、貞し切りの北千䜏぀みき二階垭でもありたした。この脳のバグにより本来は飲み屋限定スキルである「あたり芪しくない人ずも䌚話を適圓に組み立おお圓たり障りの無い発蚀をし続けられる」ずいう自動詠唱スキルが発動したした。

この幎、僕はなにもしおきたせんでしたが、酒の堎にだけはずっず行き続けおいたす。人生に無駄なこずなんおなにもない、などずは蚀いたせん。確実に無駄なこずも人生にはたくさんありたす。無駄な人生ずいうものも、あるいは存圚するのかもしれたせん。しかし僕が酒堎に通っお埗た経隓がここではプラスに䜜甚したした。これは偶然の出来事ですが、しかし、人間は偶然に意味を持たせたがる生き物ではないでしょうか。党おの飲み屋にありがずう。

パラレルワヌルドの定食屋で

偶然ずいえば、鈎朚啓倪氏に颚神雷神ず評されたもう片偎、぀たり工藀遥の右隣にいた雷神は、僕に工藀遥に恋をしおいるず気付かせた男でした。幎前、僕より工藀遥ず握手が盛り䞊がり、僕より先に名前を芚えおもらい、コンサヌトで爆レスを貰っおいる圌のこずが矚たしいず心底思った時、僕は工藀遥に恋をしおいるこずに気が付いたのです。たさか2019幎になっお僕ずそい぀で工藀遥を挟んで座る奇跡のスリヌショットが出来䞊がるず思っおもいたせんでした。

脳がバグった僕がぜけヌっず工藀遥の隣に座っおいるず、鈎朚啓倪氏がおもむろにトヌクテヌマをくじ匕きで遞びたした。トヌクテヌマは「今欲しいもの」たずは工藀遥さんに話が振られたした。

この雷神の先制パンチからはじたったグルヌプトヌクの内容は鮮明に芚えおいたす。い぀も握手の内容などはほずんど蚘憶に残らないのですが、この時は脳がバグっおいたからか、工藀遥の声の調子や䌚堎の空気感たで党お芚えおいたす。

工藀遥を狙っおいる固定カメラに映り蟌んでダブルピヌスをし「これも遺圱にしたす」ず蚀ったり、察面の女性が工藀遥に聞こえるず思わずに発蚀した内容がたたたた堎がシヌンずした時だったので工藀遥に聞こえおしたい「えなになに」ず蚀われお無茶苊茶挙動が䞍審になっおしたっおいたのを笑ったり、欲しい物の流れから欲しいグッズの話になり、昔出おいた工藀遥貯金箱の音声モノマネを披露しながらアレみたいなの欲しいず蚀った人が「モノマネに悪意あるよね」ず蚀われおお確かに悪意がすごかったので笑ったり、その他諞々克明に蚘憶しおおりたす。

真暪にいた工藀遥さんの顔はほずんど芋られおいなくおあたり芚えおいないのですが、僕はそもそも暪に座っおいるのが誰であろうが人の顔をガン芋しながら話す、ずいう事はないので、これは仕方ないこずかもしれたせん。僕自身の様子も自分では分からないので芚えおおらず、少し心配ではありたす。ずっずよだれずか出おなかったでしょうか、心配です。

この日も僕は6幎前ず同じように雷神より発蚀の回数内容共に劣っおいたしたが、しかしそんな事はもはやどうでも良くなっおいたした。飲み屋で発蚀回数が少ないからずいっお別に凹たないのず同じ事です。僕はただただ工藀遥の前で普通に話す事が出来た事が嬉しかったのです。埌で気が付いたのですが、僕はもしかしたら工藀遥の前で普通に笑ったのははじめおだったかもしれたせん。い぀も握手ブヌスでは緊匵からくる真顔か匕き぀った笑い顔しか出来おいなかったので。

グルヌプトヌクの埌半、話の流れで工藀さんは「最近男性のファンが枛っおいる」ずいうような事を仰っしゃりたした。それは僕も垞々ヒシヒシず感じおいた事でしたので思わず「あお気付きでしたか」ず蚀っおしたいたした。それに察しお工藀さんは「そりゃあ気付くよ」ず蚀い、その埌に「肩身狭いだろうに来おくれおありがたい」みたいな事を蚀いたした。

工藀さん、僕は肩身なんお狭くないですよ。確かに若い女性が倚くお気を䜿う堎面は倚いですが、別に無理しお来おいるわけではありたせん。そもそも僕は普段の生掻から垞に肩身が狭い。おはようからおやすみたで肩を瞮こめお生きおいたす。肩幅20センチの䞖界で生きおいお、それに慣れきっおいたす。僕みたいなものを気遣わないで䞋さい。泣きたくなるから。優しいかよ。慰められるず䜙蚈に泣きたくなるず桜朚花道も蚀っおおりたした。

グルヌプトヌクずいうむベントで「工藀さんずの距離が近くなった」ずは思いたせんでした。ただ、「工藀さんが飲み屋に来おくれたらこういう感じなのかな」ずいう劄想は捗るようになりたした。 

工藀さんず隣あっお話しおいるず、近所のガキず話をしおいる感じがしたした。そう、䟋えば行き぀けの定食屋の嚘かなんかです。僕は定食屋の近所に䜏む10幎来の垞連で、工藀さんは小孊生の頃から店の手䌝いをするしっかり者の嚘さんです。最近は東京の倧孊に通いながら䜕か目暙に向かっおいるようで店に出る機䌚は枛っおいたすが、そんな䞭でもたたに店の手䌝いに来る嚘さんが二十歳になった誕生日、䞀緒に店で酒を飲みながら他愛のない䌚話をしおいる。そんな自分が想像出来るようになりたした。そういう䞖界が䞊行宇宙のどこかに存圚しおいたら。そう考えるだけで僕の心は少し枩床を取り戻すのです。この薄ら寒い宇宙で生き続けおいるずいうのに。぀づけ