誕生日の朝

こんばんはるか〜♪


・・・・こんばんはるか〜、じゃねぇよ!こちとら今日から30歳職歴なし無職だよ!
ポップに可愛い挨拶してる場合じゃないんだよ!


というワケで今年も佐藤のまーちゃんと同時に誕生日を迎えました(当たり前)
30歳なぅなぅ〜!


誰も祝ってくれないので、俺は毎年自分の誕生日にブログをひっそり更新しているのですが、
昨年の誕生日のブログを読むと、なかなか感慨深いです。
去年の俺、楽しそう!
コンサート楽しいぞー!みたいな。
まーちゃん面白いぞー!みたいな。


戻りたい!あの頃に戻りたい!あの頃が夢みたい!
ララバイ!憧れの相思相愛!あの頃が夢みたい!
負けない!このくらいなんてことはない!
さよならねバッイバイ!


夢みたいなハッピーモーヲタライフは早々に過ぎ去り、
29歳の後半はガチ恋おじさんとしてやってきました。
「よし、やってやろう」と思ってやってたわけじゃありませんが。
というよりむしろ、どちらかというと早くやめたいと思いながらやってきました。
グルグル同じ所を回り続けるだけの思考で自家中毒を起こし、
ただただじっとりと、部屋の隅で膝を抱えて、または場末の居酒屋で安酒を飲みながら、
パチンコ屋の休憩所で換気扇を見つめながら、考え続けた20代最後の1年でした。
おそらく、30代最初の1年もじっとりと進むとは思いますが、
しかし、全然考えるのをやめる気にならないのだから仕方ありません。
それでもなんとなく最近は、この地獄のガチ恋ループから抜け出す方法、
もしくは抜け出さずにガチ恋地獄で生き抜く方法、
そういったものが見つかるかもしれない、という手応えを感じております。
俺はそれを見つけて、世界中の報われない恋をする人々を救ってノーベル平和賞を取る!
そんでノーベル賞授賞式工藤遥に告白するんだ!・・・んん?



ガチ恋おじさんこれまでのあらすじ


ガチ恋おじさんシーズン1


29歳無職職歴なしの中島(俺)は、その日暮らしの生活に満足していた。
パチンコ屋に行けば、日銭には困らないし、風呂なしとはいえ家もある。
たまには外に飲みにだって行けるし、なにより自由に生きている。
中島が喜怒哀楽の感情のうち、怒と哀の部分を失くしてからずいぶん経っていた。
そんな生活の中で、金のかからない趣味のひとつとして、中島は昔ハマっていたアイドルを再び見始める。
徐々に引き込まれていく中島だったが、あくまで酒の肴として楽しむ範囲での活動を続けていく。
しかし、次第に接触現場が増え、ブログにコメントするようになると、状況は一変していく。
「はじめて俺にも推しメンが出来たよー」
それくらいの思いだった中島が、それが恋だと気付かされる事件が2013年9月26日に川崎で起こる。
中島は皮肉なことに、失恋によって、それが恋だと気付かされる事になるのであった。
失っていた哀しみの感情に戸惑い、自暴自棄になる中島。
酒に溺れる日々の中で、それでも工藤遥工藤遥)の事が忘れらず現場に顔を出す。
29年の人生で、はじめて誰かに愛されたいと思ったのである。
ドッキリの収録現場、河口湖ステラシアターで、隣の席に向けられた、あの弾ける笑顔を俺にも向けて欲しい。
「それが無理でも、せめて、名前だけでも覚えて欲しい・・・」
中島改めガチ恋おじさんは悲壮な決意を固め、たった4枚の個別握手券を握りしめ、玉砕覚悟で最後の個別握手会に向かうのだった。



劇場版ガチ恋おじさん


悲壮な決意で臨んだ個別握手会で、工藤遥工藤遥)から、想像の斜め上を行く対応を受けたガチ恋おじさん(俺)
どうせ俺なんて工藤遥の視界には入っていないんだ、と恋を諦める事を考え始める。
ガチ恋おじさんは既に12月後半まで、モーニング娘。地方公演のライブのチケットを購入してしまっていた。
「仕方ない、遠征先で死のう」ガチ恋おじさんは金沢で死ぬ覚悟を固める。
しかし、金沢で待ち受けていたのは、望外の完全認知だった。
「今日だけは、今日だけは浮かれさせてくれ!」
怒涛の地方遠征を、名前を覚えられた幸せを感じながら回るガチ恋おじさん。
しかしその先に待ち受けていたのは、認知される前よりもっと過酷な地獄だった。


ガチ恋おじさんシーズン2(放映中)


完全認知を貰ったガチ恋おじさん(俺)であったが、相変わらず握手で面白い事のひとつも言えないままであった。
うまくやろうとすればするほど上滑り、すれ違い続ける無情の凡握手を重ねる。
しかし、接触イベントに行く回数は着実に増え、即売握手ループ、個別握手まとめ出しとエスカレートしていく。
コンサートにも良席で入る機会が多くなり、おまいつと言っても過言ではない頻度で現場に顔を出すようになる。
ガチ恋おじさんはとらわれていた。現場に行き続ければその先に何かがあると信じていたのである。
信念とは逆に、現場に行けば行くほど、感じる分厚いカベの存在。
そしてガチ恋おじさんは、己の無力さに気付いていく。
シーズン1のような自暴自棄ではなく、静かな哀しみに暮れる日々を過ごす。
そんなガチ恋おじさんを無視するようにアイドル工藤遥工藤遥)には予定が入り続ける。
30歳無職職歴なしとなったガチ恋おじさんは、今日も、読まれもしないコメントをアメブロのコメント欄に書き続けるのであった。

つづけ



主演・俺、監督脚本・ガチ恋の神様という豪華布陣でお送りして参りました、
ガチ恋おじさんシーズン2もいよいよ大詰め!
シーズン2の最終回は今月末の河口湖ステラシアターで行われる春ツアー最終日を予定しております!
ここで河口湖ステラシアターが会場に選ばれるなんてなかなかニクイ演出ですね!
筋書きはガチ恋の神様しか知らないので、俺には全然わかりません。
どうなるんでしょうね、ハラハラしますね。
ガチ恋おじさん、幸せになれるんでしょうか。幸せにしてあげて欲しいですけどね、俺は。
去年の今頃、30歳迎えた俺がこんな感じになってるなんて、これっぽっちも思ってませんでした。
なかなかドラマチックな脚本に仕上がっています。
ガチ恋の神様、腕があります。


ガチ恋の神様のこと、「腕落ちたぞ!」なっんてぇ〜
ボーーーーヤいてたこと ざんげぇぇぇー ですねっへっへーい!
かーたおーもいもでっきなっくて!人生!つまんないって時期もあった!
いーまー実際ガチ恋中!ひさしーぶりに夢中


ガチ恋の神様の腕がいかに落ちてないかってのは、
俺のツイログでも確認してみてください。翻弄されてる俺が全て記録されております。
2013年9月26日あたりから見るのがオススメです!
http://twilog.org/nksm777


ちなみに河口湖ステラシアターの翌日に個別握手会がありまして、
その握手券をすでに何枚か持っておりますので、
最終回の次の日から劇場版ガチ恋おじさん第二弾が始まります。すぐに始まります。





そして人生は続く!